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3月18日()より販売を開始した TapWater 2023 Spring & Summer 。

 

先んじて公開となったルックヴィジュアルに続き、今シーズンの新作を中心にプロダクトができるまでストーリーや着こなしを、ブランドディレクターの一人である「NISHINOYA」の西野大士さんに伺う【TapWater® Styling Sample by Daishi Nishino】。

ごく私的な視点で作られる主観的なプロダクトの、西野流の楽しみ方とは。

 

前回のVol.1に続き、Wranglerに別注を依頼し製作したアイテムの着こなしについて、語っていただきました。

 

 

ーインタビューとしての撮れ高が多すぎたので、二回に分けます。笑

 

すみません。よろしくお願いします!笑

 

ー今回もテーマとおっしゃていた色が効いてますねー。そして掛け算スタイリング!笑

 

絶妙でしょ?

 

ーいやほんとに。RGBそれぞれのトーンが、絶妙ですが調和が取れていて。唯一無二です。

 

なんか自分の中の色彩感覚がある意味で麻痺しちゃってるんですよね。

ずっと昔からこういうスタンスなので、こういう配色は自分の中での普通になっていて。

出会ってから20年くらいの付き合いになる奥さんも、同じくらい麻痺しちゃってるんですよね。笑

 

ー奥さまもこういう配色の格好をされるんですか?

 

いや。奥さんのファッションはこんな感じではないんですが、見慣れすぎて普通になっている感じというか。

たまに色合わせとか格好に関して不安になると、「今日大丈夫かな?」って聞くんですが、「え?普通じゃない?」みたいな。笑

 

 

 ー完全に慣れてますね。この色合わせにした理由を伺いたいです!

 

僕自身、前回の黄色だとか白を単色で差すよりも、対極の色味をいくつか組み合わせるのが大好きなんですよ。実は。

しかも最近テーマにしているのは、チームとか企業のイメージになさそうな色の組み合わせを選ぶことでして。

今までは、企業やチームであったりアイビーであったり、いわゆるオーセンティックなアメリカらしい組み合わせが好きだったんですが、最近はそこに飽きたのか、なんだか崩したくなってきてしまって。

結果、とんでもない色合わせになるんですけどね。笑

 

ーでも先ほども申し上げた通り、不思議と言っては失礼ですが、調和がとれてるんですよ。配色の面積のバランスなのかな…

 

うーん。正直、自分でも細かく意識してるわけではないんですが…

何気にキャップに赤が使われていて色を拾っていたり、デニムとシャツの間にブルーを入れることで境目のコントラストを弱めてたり。

自分にとって気持ちが良くて、違和感がないバランスを、組み立てながら楽しんでる感じです。笑

 

 

ーなるほど。このニットの巻き方もいいなー。ちょっとずらした蝶々結び。

 

いいアクセントでしょ?

やっぱりこのショーツかっこいい。この丈感も絶妙。作って良かった。笑

NEATでもこの春夏はちょっと長めのショーツを作っていて、きっとこの長さがいまの自分の気分なんだな。

ちょっとルーズで長めのショーツに、シャツをタックインで合わせてトップスはクラシックな感じで着たくって。

 

ー前回もおっしゃていた、ボリューム感というか広がりがかっこいいですね。

 

そう!

実は、昔スポーツをやっていたこともあって、結構ふくらはぎがある方で。そういう悩みを持ってる方も多いんじゃないかな。

 

ーすごくわかります。実は自分も同じ悩みが…。

 

そんな方にはこういうショーツが最適かと。

裾が太ければ太いほど、足の太さに目がいかないから、細く見えるんですよね。

 

 

 

ー朗報です。あとソックス選びにも困るんですよね…なんかラインソックスとか柄が広がって見えちゃって恥ずかしくて。

 

カジュアルな格好ほど、僕はドレスソックスを合わせるようにしていて、イタリアのBRESCIANI(ブレッシアーニ)っていう伝統的なソックスブランドのものです。

NEAT HOUSEでも取り扱っているんですが、カジュアルなアイテムだからこそ要所要所でドレッシーさを取り入れて自分らしいバランスにしてます。

 

ーだからどこか上品な感じにまとまっているわけですね。次のスタイリングにまいりましょう!

 

 

ーあら。急に黒がきましたね…そこも気になりますが。まずはカバーオールの話から伺わせてください!

 

色に関してはまた後ほど。

このカバーオールは、某デニムメーカー のイタリア製の古着をラングラーに作ってもらったという、正直問題作です。笑

 

ー際どいなぁー…書けませんが面白い!笑

 

某デニムメーカーの正体は店舗のスタッフさんに聞いてください。笑

当初はラングラーのカバーオールをベースにする案もあったのですが、なんかもっと面白いものにしたいなっていう気持ちもあって…

そこで自分の持っていたこのカバーオールを思い出して。この象徴的なフロントのジップポケットを生かしたカバーオールを作りたい!と。

とはいえ、それ自体はイタリアらしいというべきかサイズ感が非常にタイトでして。

ディテールが面白くて買ってはみたものの、全然着てなかったんです。

そこをいまの自分が着たいサイズバランスに細かなところまでアップデイトしました! 

 

 

ーたしかに良い感じのサイズ感ですね!ゆとりはあるけど、大き過ぎずという。

 

そうそう。このバランスがTapWaterらしさかなって思ってます。

あと、生地もベースとなる古着に合わせて、あえて薄手にしてます。前回も言ったんですが、このペラっとチープ感がたまらなく好きなんです。

メンズのカバーオールってもっと厚手で ごりっとしてるじゃないですか。

そういうものではなく、今回はシャツジャケットとカバーオールの間の子みたいな、さらっと羽織れる感じに仕上げてます。

洗うともっといい感じにクタッとしてくるんじゃないかな。どんどん身体に馴染んできて。

 

 

 

ーこの軽さは、日本の気候とも相性が良さそうです!それでは、先ほどの伏線を回収して色の話を…

 

ー来ましたね。笑

 

今回のキーカラーはご覧の通り「黒」なんですが。

一般的には黒ってベーシックカラーとして、まさにスタイリングのベースとなる色味だと思うんです。

そしてその黒をベースとして、アクセントとしてたまに色味を差すって感覚。でも、僕にとっては違くて。

 

ーと言いますと…

 

僕にとっては、普段から色味を使うことがベースであり前提なので、むしろ色味の中に「黒を差す」って感覚なんですよ。

先も言いましたが色彩感覚が麻痺してるんで。全く逆の考え。笑 

 

 

ー黒を差す。パワーワードだなぁ。笑

 

なので、今回のスタイリングは「黒、差してみました」です!!

たまに全身ブラックのときもあるんですが、そういう時はむしろ周りに心配されるっていう。笑

 

ー先ほどの奥さん同様に、周りの期待がすごいじゃないですか。笑

 

引き続き応えたいですね。笑

いや。やっぱりこのデニム最高いいです。ここから暖かくなってくるし、絶対いいと思う。

なんか宣伝くさくなっちゃてるけど、本当にいいんで!皆様ぜひ!!

 

Vol.3でも、たっぷり新作への熱い想いを語っていただきます。

ぜひ続編をお楽しみに。

 

Vol.3 に続く…

 

 

TapWater® Styling Sample by Daishi Nishino Vol.1はこちらから

 

 

Wrangler Coverall(FADE) ¥46,200 tax in 
Wrangler Coverall ¥41,800 tax in 

 

Wrangler Denim Pants (FADE)  ¥39,600 tax in 
Wrangler Denim Pants ¥35,200 tax in 

Wrangler Denim Shorts(FADE)   ¥35,200 tax in 
Wrangler Denim Shorts ¥33,000 tax in 

 

 

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