FRESH THINGS

今回の出張で最も感動したのが"宿"。それぞれ特質すべき点は違いますが、どこもホスピタリティが最高!

一泊目は、サンフランシスコから車で1時間ほど行ったインアバネスにある山小屋風のロッジ「Manka's Inverness Lodge」。車で走っているとコヨーテやアライグマに遭遇するほど手つかずの大自然が残る場所で、電波は入らないし、雑音は一切なし。いつもバタバタしている私には、これ以上ない最高の贅沢でした。改めて、贅沢=ラグジュアリーではなく、過ごし方、生活の送り方、その豊さであることを痛感しました。そんな時間が流れる場所だから、ベッドメイクなし、朝食はノックして扉の下に置いてくれる"半分ほったらかし"の対応がむしろ良くて。サービスが過剰じゃないから、安心できるし、無駄な気を遣わずに済む。この方がポスピタリーティは高い(?)という気も。

部屋はアメリカの古き良き"漢"って感じの空間で、暖炉の前で呑むウィスキーは格別!ほかにもフィッシャーマンの部屋など、それぞれコンセプトがあるみたいなので、次は他の部屋にも泊まってみたい。

LAまでの移動で立ち寄ったサンタバーバラでは、初めてMOTELに宿泊することに。本当は、ロスアラモスの「ALAMO MOTEL」に泊まりたかったのですが、残念ながら満室で...。HOTELのまわりにレストランやバーが立ち並び、小さな街のように賑わっているみたいで、ここ数年でカートリップがまた戻ってきて、こういった場所が増えているとか。日本の地方創世的にも生かせそうな話題ですよね。ただ、実際は法律の壁に打ち当たりそうですが...。まぁ、そういった発見もありました。

残りは、LAのコーベルホテルHotel Covell。まず入口が分かりにくくて。通りに面した扉を開けたら、いきなり階段。それを上がるとコンシェルジュがいて部屋まで案内をしてくれたんですが、「あとは何かあれば電話をして」と言って出て行ってそれっきり。ここでもほったらかし対応。私としては、それが心地良いですが。ロビーに人が溜まってガヤガヤしている感じがいちばん落ちつかないですからね。部屋は6室だけで、スタッフが何も干渉してこないから、まるで家にいるみたいにくつろげました。

昔から興味のあったホテル経営。少し諦めかけていたけど、今回泊まったくらい小規模ならやりようがあるかもな、と。なんか背中を押されたような気分です。

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